長く快適に住み続けるための

住まいづくり

玄housingでは、高耐震・高耐久・次世代省エネ仕様など高性能で低コストの長期優良住宅をご提供しております。

強くて長持ちする安全・安心の暮らしを考えた構造・工法など、住まいづくりの8つの特長をご紹介します。

これらの特長は、玄housingの「完全注文住宅・店舗設計施工・リフォーム&リノベーション」の基本であり、弊社が施工したすべての建物に採用されています。



耐震性能を決める基礎は、基本に忠実なベタ基礎で施工しています。基礎幅は、建築基準法で決められている「120mm」よりずっと厚い「150mm」。内部の鉄筋は建築基準の「9mm」より太い「13mm」、鉄筋のピッチ(間隔)は、建築基準の「300mm」より狭い「150mm」に詰めることで、耐震強度を高めています。
またコンクリート強度は、住宅用基礎として一般に採用されている18ニュートンを上回る24ニュートンです。

基礎の立ち上がりだけでなく、建物の底板一面を鉄筋コンクリートで支える基礎。
建物の荷重を底面全体で受け止め、面で支えます。
また、地面がコンクリートで覆われているため、地中からのシロアリの侵入や、
地面からの湿気を防ぐことができます。

鉄筋ピッチ
基礎幅

「剛床工法」とは、床下地の構造用合板を厚くして、梁(はり)材に直接留め付ける床組み工法です。木造軸組工法では一般的な根太(ねだ)工法に比べ、地震や台風時に発生する水平力に対して強いのが特長。別名「根太レス工法」ともいいます。


玄ハウジングでは、独自の28mm厚の合板を使用。床を厚くすることで家のねじれを防ぎ、耐震面や耐風面で優れた効果を発揮します。その剛床性能は、住宅金融支援機構が定める基準の2.5倍に相当。
さらにダイライト(耐震パネル)工法を併用しており、さらに強度を上げています。

構造体を損傷することなく最大限の効力が発揮できるよう、高品質な金物を適切な箇所で使用しています。

「軸組+剛床+ダイライト」壁と床が一体化した強固な構造

柱で支える軸組工法に加え、壁(ダイライト)、床(剛床工法)を一体化した構造を採用。モノコックに近い強固な構造で、1本1本の線で支える従来の工法とは異なり、一体化した面で支え外部からの力を分散します。揺れに強い優れた構造です。


木造住宅の内装の壁や天井に12.5mmの強化プラスターボードなどを使用。建築基準法の準耐火構造に準ずる防火性能を持つ構造として、住宅支援機構が定める基準に適合しています。木造住宅で最高等級のT構造に該当し、火災保険料が通常の木造住宅の半額以下になります。(※準耐火仕様はプランによる)




ダイライトMS」は、ダイケン工業の技術力を結集して開発された画期的な耐力面材です。地震や台風などの自然災害に対して強さを発揮するほか、無機質素材のため燃えにくく、防蟻性にも優れています。VOC(揮発性有機化合物)の放散量も少なく、アスペクトも含まれていないという環境に優しい建材です。


火山灰やロックウールなど、腐食に強く、燃えにくい無機質素材で作られています。
木質系耐力面材との比較耐火実験でも、燃えにくさを実証。
ダイライトMSは、火山性ガラス質材料と鉱物質繊維を基材に作られています。


従来の軸組工法で建てられた木造住宅で心配なのが、横からの荷量です。軸組工法では筋かいの一点に力が集中するのに対し、耐力面材の場合、地震や風など横からの力を、面で受け止め分散。玄ハウジングでは、耐震等級3、耐風等級2を実現しています。

※写真はダイライトMS実大震動実験


湿気の通しやすさを測る目安が透湿抵抗値です。この数値が小さいほど湿気をよく通すことを表します。ダイライトMSの透湿抵抗値は12mm厚の場合0.0014(※)で、一般的な構造用合板は0.011。構造用合板の約7~8倍の透湿性があり、壁内の結露を防ぎます。
※単位…m2・s・Pa/ng



玄ハウジングでは大きな地震に備え、アバン設計の「ボウシン」という制震装置を採用。ボウシンは、制震装置の中で唯一、復元力を備えた画期的な工法(特許第4195462号)で、地震の揺れを自動車のサスペンションのように柔らかく吸収し、柱や梁に衝撃を与えないだけでなく、粘り強く抵抗し、ゆがみを元に戻す形状復元能力に優れています。


曲率の異なる3枚の板バネの作用によって、衝撃を吸収。最大震度7強相当を含む動的耐震試験を125回繰り返しても初期の耐震性能を保ち、併用している合板や板材を留めている釘も変化はありませんでした。構造耐力試験では、壁倍率4.90倍を計測(※最高値5.00倍)。


耐震補強を施した建物も、地震で傾いてしまったら元へは戻れません。地震が収まった後は、自重により建物への負荷がさらに高まります。ボウシンは繰り返しくる余震後も、ステンレスの靭性(粘り強さ)と、異なる弓状の3枚バネによる復元力で、柱を垂直に戻してくれます。

※構造体の四隅に設置することで、揺れを柔らかく吸収するだけでなく、ゆがみを元に戻す働きがあります。



アクアフォーム」(日本アクア)は、発泡硬質ウレタンフォームを住宅に直接、吹き付けて施工する断熱材です。無数の細かい連続気泡で構成されており、グラスウール断熱材10kg/m3の約1.5倍の断熱効果があります。また透湿性が低く、断熱材内部に湿気を侵入させにくいため、建物内の結露を抑制し住宅の耐久性を高めます


アクアフォームは無数の細かい連続気泡の中に多量の空気を含んでいるため、他の断熱材に比べ優れた断熱性能を発揮。住宅の躯体に隙間なく吹き付けるので、気密性も確保されています。

※エアコンを25度設定で15時間作動させ、停止約30分後の表面温度を測定(外気温2.8度)
※測定値であり、保証値ではありません


アクアフォームは無数の細かい連続気泡の中に多量の空気を含んでいるため、他の断熱材に比べ優れた断熱性能を発揮。住宅の躯体に隙間なく吹き付けるので、気密性も確保されています。

※エアコンを25度設定で15時間作動させ、停止約30分後の表面温度を測定(外気温2.8度)
※測定値であり、保証値ではありません


細かい気泡が音をスポンジ状のフォーム内に拡散されるので、吸音性にも優れています。外からの騒音や生活音の漏れを気にすることなく、快適に生活できます。


快適な室内温度が一年を通じて保てるので、夏は涼しく冬は暖かな住まいが実現できます。室内の温度差も少なく、冬場のヒートショックの心配もありません。冷暖房費が節約でき、省エネにも貢献してくれます。




タイベック®シルバーは(デュポンTM)は、超極細のポリエチレン繊維にアルミニウムを蒸着させ、アルミニウムの劣化を防ぐ抗酸化樹脂をコーティングした特殊な構造の遮熱シートです。通気層構法などの外装下地材として高い遮熱性を発揮するほか、長時間使用しても劣化が少ない建材として知られています。

外部からの赤外線反射イメージ(夏)
内部からの湿気排出イメージ

アルミニウムは赤外線を反射し、熱の放射を抑える特長があります。タイベック®シルバーの赤外線反射率は約85%(=赤外線放射率約15%)。
夏は屋外からの放射熱を反射し、冬は屋外への熱の放射を抑えます

独自の構造と抗酸化樹脂コーティングにより、酸化や劣化を抑え、建材として十分な耐久性を確保。
10年経過を想定した劣化促進試験では、赤外線反射率の変化はごくわずかでした。

透湿性のないアルミシートは壁体内の湿気を閉じ込めてしまい、結露する可能性があります。タイベック®シルバーは、繊維の隙間から湿気を逃します。
水を入れたサーバーにタイベック®シルバーをかぶせて過熱すると、湯気がタイベック®シルバーを通過します。

タイベック®シルバーの極細繊維構造は、湿気は通しても水は通しません。
万が一外壁から浸水しても、内部への水滴の浸透を防ぎます(※通気層構法で適切に使用された場合)。

一般的な透湿・防水シートは、熱と紫外線の影響で劣化し耐水圧が低下しますが、タイベック®シルバーは特殊な構造による高い防水耐久性を実現。30年相当の耐久性試験では、防水性残存率97%という結果が確認されました。

施工中の多少の引っかきや引っ張りにも耐える強度があり、タッカーなど工員による穴の広がりも軽微です。


「遮熱ルーフエアテックス」(フクビ)は、屋根用の遮熱シートです。
屋根と野地板(下地材)の間に敷くことで、太陽熱の伝導を遮ってくれます。
雨水の侵入を防ぐ一方、透湿性にも優れており、小屋裏の湿気を外に逃がします。

真夏を想定した片面照射試験で、遮熱ルーフエアテックスと、
一般的によく使われるアスファルトルーフィング材の温度変化を比較。
アスファルトルーフィング材に比べ、野地板裏面温度が6~8度低減しました。




玄ハウジングでは、家づくりへのこだわりから生まれたオリジナルブランド木材「八千代杉」を使用。
住宅に使う木材は、建てられる場所と同じ気候風土で育ったものが最適だと言われています。
八千代杉は、山鹿地方の「あや杉」の中から厳選された、強さと美しさを兼ね備えた安心、安全な木材です。
地元産材を利用することは、地産地消を推進し、地域の活性化にも貢献します。

ブランド木材【八千代杉】基準

あや杉は、山鹿地方に多く植林されている杉で、木肌が美しいことから「杉の女王」とも呼ばれています。
山鹿市の八千代座の建築にも使われています

産地証明 : 山鹿地方で成長したもの
乾燥工程 : 低温乾燥により乾燥したもの(貫通割れ材ではないもの)
水分量 : 水分量平均20%以下のもの
等 級 : 特1等以上
樹 種 : あや杉
樹 齢 : 植樹後40年以上経過したもの
>>詳細PDFデータ(100KB)




玄ハウジングでは、安全性と快適性を両立するために、選び抜いた建材を効果的に組み合わせています。見えない構造部分こそ、住宅のプロとしての腕の見せどころ。間取りやデザインは1棟1棟異なりますが、しっかりした家づくりの基本は同じです。




快適で健康的な暮らしを実現する上で欠かせない「断熱」と「気密」。
その性能を表す数値が、Q値とC値です。
玄ハウジングでは2011年、熊本市内のモデルハウスでQ値とC値の検査を実施。
その結果は、Q値2.25、C値0.4でした。Q値については次世代省エネ基準をクリア。
C値については、他社と比較しても驚異的な数値となりました。

住宅の断熱性能を表した数値。熱損失係数。一般的に「Q値」と呼ばれ、値が小さいほど断熱係数が高くなります。
※次世代省エネ基準=2.7以下

住宅の気密性能を表した数値。家の延床面積に対する「隙間面積」を表す数値。C値が小さいほど気密性が高くなります。