【家づくりで後悔しないために】ブランド商品ではなく技術や性能重視の選択肢を考える
みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。
マイホーム購入は、ほとんどの人にとって「一生に一度の大きな買い物」です。
しかし、多くの人が「ブランド商品」に魅力を感じ、その名に惹かれてしまうことがあります。
しかし、大手住宅メーカーのブランド商品とは異なる選択肢として、家づくりでは「住宅性能や技術力」を重視することが大切であるという意識を持つ必要があります。
この記事では、
「ブランドは二の次、住宅性能や技術の優れた選択肢を探ることの重要性」について解説していきます。
理想の住まいを実現するためには、ブランドよりも性能や技術に注目して、選択する視点を変えることも必要です。
第1章 信頼の崩壊:住宅建築で発覚した品質問題の衝撃
家を建てるためには、かつては注文住宅しかありませんでした。
予算や工法、使う建材や間取りなど、工務店や大工さんと相談しながら一つひとつ決めていたのです。
分譲住宅の大量の需要が生じた高度経済成長期に、完成した状態で売られる建売住宅が増えました。
購入者は建築のプロセスを知ることなく、自動車や家電製品、衣類などの商品とまったく同じように、完成後の姿だけ見て売買契約を交わすようになったのです。
そこには、スーパーで食べ物を買うのと同じように、ちゃんとしたプロがきちんと作ったものだろうという暗黙の信頼があります。
しかし、そうした消費者の信頼が裏切られることは少なくありません。
2015年、基礎工事の一つである杭打ちの大規模なデータ偽装が発覚し、同様の問題が全国のマンションや学校に広がりました。
事件の発端となった横浜市の高級分譲マンション。
施工会社、一次下請け会社、二次下請け会社の3社は、いずれも大手企業グループに属する業者で、業務改善命令など の行政処分を受けました。
マンションの売り主は大手不動産会社。
その後も、業界最大手不動産会社とゼネコンという、それぞれ大手有名企業の組み合わせが手がけた高級タワーマンションにおいても、重大な欠陥を指摘される事案が報道されています。
第2章 住宅購入ではブランドを過信してはいけない
これらマンションを購入された人たちは、「有名な会社が建てて有名な会社が売った物件だという安心感があった」に違いありません。
その分、裏切られた思いも強いことで しょう。
消費者は普通、どんな商品であっても有名ブランドが手がけたもののほうが高品質だと思うものです。
しかし家を買うときに限っては、そんな思い込みを捨てなければいけません。
下の表のように、家は建て方によって5つの種類に分類されます。
スーツを購入時、既製服もあれば、生地から選んで採寸した通りに仕立て、オーダーメイドの高級服もあるのと同じです。
分譲住宅やハウスメーカーの建売住宅を買うときは、完成している物件を見に行って、間取りや壁紙の色、生活家事動線が気に入るか?程度の検討で契約に至るケースがよく見受けられます。
建材や工法といったその家の品質は十分に吟味せず、テレビでCM をよく目にするといった知名度や、大手ハウスメーカーというブランドの安心感を買うわけです。
第3章 住宅会社は“技術力”で選ぶ
しかし、知名度やブランドを優先して住宅会社を選ぶ背景には、多くの消費者が技術的な基準で選択することができないという実情があることも事実です。
スーツを買う例えに戻れば、有名ブランドでなくても、腕の確かな仕立て屋さんが街にはたくさんいます。
家を建てる工務店も同じで、地域でテレビCMもせず規模が小さくても、優れた技術を持った住宅会社はたくさんあります。
そして、住宅業界では大手といっても全国シェアは3割弱にすぎません。
住宅購入者の8割近くは中小規模の住宅会社・工務店へ依頼することになります。
ということは・・・
家を購入される側の方も技術的な基準、いわば「どんな住宅会社か?」を含めた「見る目」を持たなければ、ほとんどの人は「いい家」を手に入れることができないのです。
第4章 ブランド商品よりも”性能”にお金をかける
完成した家は、どこの誰が建てたものか区別はつきません。
大手ハウスメーカーの家に住んでいることがステータスになるわけではないのです。
ブランド物の高級バッグを買って持ち歩く、高級外車に乗るのとは、そこが違います。
それならばブランド料に払うお金を、省エネのための設備、快適に過ごすための構造物など、家の性能をグレードアップさせる費用に回すべきです。
ただし、高性能な家を建築するには、それを実現できる技術を持った住宅会社に依頼する必要があります。
住宅会社選びは、「イコール損をしない家づくり」といっていいほど大切なのです。
住宅会社の技術力は、すなわち顧客に提供できるサービスの質です。
どんなジャンルの業種であってもサービスの良し悪しは実際に利用してみないとわかりづらい側面があり、そのことが住宅会社選びを難しくしています。
「よい住宅会社の見分け方について」は、また機会を設けてお話したいと思います。
2011年に起きた東日本大震災のあと、地震に対する日本人の意識は高くなりました。
新しく家を建てようとする人は、必ず耐震性を気にします。
では、耐震性以外はどうでしょうか?
家には断熱性、気密性、換気という重要な性能があります。
しかしそこに注目する人は徐々に増えてはきたものの、知識が不十分な人も多いというのが現状です。
家を購入される方自身が、家の性能に関する知識を身につけることが、適切な住宅会社選びに直結します。
一生に一度の勉強だと思って、わからない内容は住宅会社へ質問し、不安な部分は確認できるだけの知識を身につけられてください。
住宅会社任せにしたり、知らないままや曖昧なままで損をするのは、ご自身とご自身の家族です。
面倒がらずに多少の手間をかけ、ちょっとした気づきと質問する力を高めるだけで、快適な住まいが手に入るきっかけに繋がります。
※出典 『トクする家づくり損する家づくり』柿内和徳 川瀬太志[著]ダイヤモンド社
第5章 まとめ
この記事では、家づくりにおいて”ブランド商品”ではなく、”技術や性能”を重視する選択肢を探ることのメリットについて解説してきました。
家づくりは一生に一度の大きな買い物であり、多くの人がブランド商品に魅力を感じ、その名に惹かれてしまうことがあります。
しかし、大手住宅メーカーのブランド商品とは異なる選択肢として、住宅性能や技術力を重視することが大切であるという意識を持つ必要もあります。
理想の住まいを実現するためには、建築業界に精通した専門家のアドバイスや豊富な情報収集を通じて、自分に合った選択肢を見つけることが必要です。
ぜひ、これらのポイントを意識して、家づくりに取り組んでいただきたいと思います。
玄ハウジングでは、
ロングライフ時代に入った今、長く快適で安心な住まいを求めている方へ向けて、間取りや建材、エネルギー効率、環境への配慮など、必要なアドバイスを提供、弊社のこれまでの実例を通じて、理想の住まいを見つけるお手伝いをさせていただきます。
「住みたい家・夢のある家で、長く快適に楽しく生活するための第一歩」を踏み出しましょう。
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