土地の境界は本当に大丈夫?購入前に「境界確定測量」を確認しましょう!

みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。
いつも「玄馬くん家づくり豆知識」をご覧いただきありがとうございます。
「家を建てるために土地を購入しょう!」と考えたとき、多くの方が「立地や価格」に注目します。
しかし、実は「その土地の境界が明確になっているか?」も非常に重要なポイントです。
- 境界が不明確なまま購入すると、将来トラブルに発展するリスクがある!
- 登記事項証明書に記載された土地面積が100%正しいとは限らない!
土地は目に見えない境界線で区切られています。
もし「ここまでが自分の土地」と思っていた範囲が、「実は他人の土地だったら?あるいは、購入した土地が登記より狭かったら?」
そんなトラブルを防ぐために、「境界確定測量」が重要になります。
本記事では、「なぜ境界確定測量が必要なのか?」をわかりやすく解説し、土地購入時の注意点をお伝えします。

- 1. ◆ 土地の「境界」とは?「筆界」と「所有権界」の違い
- 1.1. ✅筆界とは?
- 1.2. ✅所有権界とは?
- 2. ◆ 境界が曖昧なまま土地を購入すると起こるリスク
- 2.1. ①土地の面積が違うと損をする可能性がある
- 2.2. ②近隣トラブルのリスク
- 2.3. ③将来、売却する際に問題が発生する
- 3. ◆ 「境界確定測量」とは?どんな作業をするのか?
- 3.1. 境界確定測量の流れ
- 4. ◆ 「登記事項証明書」の面積が正確とは限らない理由
- 5. ◆ 境界確定測量をしないと起こるトラブル事例
- 5.1. 事例①:購入した土地が登記よりも狭かった
- 5.2. 事例②:隣地の所有者と境界線でもめた
- 5.3. 事例③:売却時に「境界不明」で売れない
- 6. ◆ まとめ:境界確定測量を行い、安心できる土地購入を!
◆ 土地の「境界」とは?「筆界」と「所有権界」の違い
土地の境界には、大きく分けて「筆界(ひっかい)」と「所有権界(しょゆうけんかい)」の2つがあります。
✅筆界とは?
- 法律上、「この土地はここまでですよ」と決められた境界線
- 法務局に登記されている情報に基づく
- 隣地の所有者が変わっても、筆界は変わらない
※「公法上の境界」とも言われ、公法上定められた境界であり、当事者間の合意によって移動することはできない。
✅所有権界とは?
- 実際に「ここからが自分の土地」と認識されている境界線
- 過去の慣習や口約束で決まっていることもある
- 土地の売買や相続によって変わることがある
※「私法上の境界」とも言われ、所有権の範囲として当事者間で合意された範囲であり、当事者の合意ないし契約によって変動させることができる。
例えば、長年「ここが境界だ」と思っていた場所が、実は登記上の筆界と異なっていたというケースもあります。
この違いを理解しておくことが、トラブルを防ぐ第一歩です。

◆ 境界が曖昧なまま土地を購入すると起こるリスク
土地の境界が不明確なまま購入すると、次のようなリスクが発生します。
①土地の面積が違うと損をする可能性がある
登記事項証明書に記載された面積が実際と異なることがあります。
- 登記より狭い場合
→買主が損(実際の面積が少ないのに、広い面積分のお金を払っている) - 登記より広い場合
→売主が損(本来の面積より少ない価格で売ってしまう)
②近隣トラブルのリスク
- 隣の家との境界が曖昧だと、「この部分はうちの土地では?」と揉めることがある
- 境界をめぐるトラブルが長期化すると、裁判沙汰になることも
③将来、売却する際に問題が発生する
- 測量がされていない土地は、買い手がつきにくい
- 後から境界の問題が発覚すると、売却価格が下がる可能性もある

このようなリスクを避けるために、「境界確定測量」が必要になります。
◆ 「境界確定測量」とは?どんな作業をするのか?
境界確定測量は、土地の正確な面積や境界線を明確にするための測量作業です。
境界確定測量の流れ
法務局で登記事項証明書や公図を取得し、境界線を確認
隣地の所有者と立ち合い、境界を確認
測量士が測量を実施し、境界標を設置
測量結果を基に、新しい測量図を作成し、必要に応じて法務局に登記
この測量を行うことで、売主も買主も「この土地は正確に〇〇㎡です!」と安心して取引ができます。


◆ 「登記事項証明書」の面積が正確とは限らない理由
登記事項証明書に記載されている面積は、必ずしも正確ではありません。
その理由のひとつに、過去の測量技術の違いがあります。
- 昔の測量技術は誤差が大きかった
- 古い土地ほど測量ミスがある可能性が高い
- 過去の情報が更新されていないケースもある
特に、熊本のように古くからの土地が多い地域では、正確な測量がされていないことも珍しくありません。
◆ 境界確定測量をしないと起こるトラブル事例
事例①:購入した土地が登記よりも狭かった
土地購入後に測量したら、登記より5㎡も狭く、想定よりも小さい家しか建てられなかった。
事例②:隣地の所有者と境界線でもめた
家を建てる直前に隣人から「ここはうちの土地では?」とクレームが入り、工事が一時中断。
事例③:売却時に「境界不明」で売れない
将来、売却しようとしたとき、「境界が確定していない土地は買えない」と言われ、なかなか売れなかった・・・。

このようなトラブルを防ぐために、事前に境界を確認することが重要です!
◆ まとめ:境界確定測量を行い、安心できる土地購入を!
- 土地の境界が曖昧なまま購入すると、将来トラブルになる可能性がある
- 「登記事項証明書」に記載された面積が正確とは限らないため、境界確定測量が重要
- 境界確定測量が行われている土地を選ぶことで、安全に取引ができる
境界確定測量は、トラブルを防ぎ、安心して家を建てるために欠かせない作業です。
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