【いい家の条件とは?】得する家を建てるために欠かせない3つの性能
みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。
マイホーム購入は、ほとんどの人にとって「一生に一度の経験」です。
それでいて、人生で一番高い買い物なのです。
建てた後に失敗に気づきどんなに後悔しても、建て直すことはそんな簡単ではありません。
一生に一度の最大の買い物で失敗しないためには「一生に何度も買ったり建てたりする経験がない住まいづくり」に関する知識を必要最低限もっておくことは、とても大切です。
「ああしておけばよかった」
「なんでこんなことになったんだろう?」と後悔してしまうのはなぜか?
今回は、省エネ住宅と健康の関係性について
「得する家を建てるために欠かせない3つの性能」についてお伝えいたします。
マイホーム購入は一生に一度の最大の買い物。検討されている皆さんが失敗しないためにも、今後「シリーズ化」してお伝えしていこうと思います。
第1章 ズバリ!いい家の条件とは?
「いい家の条件」ってどのような家を想像しますか?
それは資産価値が高いこと。
資産価値の高い家とは、耐久性とデザインに優れ、省エネ性能が高く、メンテナンスが最小限で済む家のことです。
- 耐久性がある
- デザインに優れている
- 省エネ性能が高い
- メンテナンスが最小限
これらの条件の中で最も重視したいのは省エネ性能。
さらに細かくいえば、「断熱性・ 気密性・換気」の性能に優れていること。
この3つを備えている家は、必ず快適な住み心地をもたらしてくれるだけでなく、耐久性とメンテナンス性にも優れます。
夢のマイホーム購入に失敗し、大損したばかりか家族の健康まで損ねてしまったケースをご紹介します。
最も多い例として、隙間風が入ったり室内が何となく寒く感じたりするのは、家の断熱性と気密性に欠けているケースが挙げられます。
閉め切った部屋にいるのに花粉症の症状がひどいのは、気密性に欠けるために外気が入ってくるのが理由として考えられます。
また、ぜん息の症状は湿気が原因の可能性が高く、断熱性、気密性、換気の性能がいずれも低いからだと考えられます。
このような「健康を損ねてしまう家」は、「いい家」とは真逆の条件ばかりです。
このような家を販売した住宅販売会社が悪いのは当然のですが、家を購入検討する段階から、「書籍やネットで調べる、住まいの勉強会に参加する」など、いい家を購入するための勉強をご自身でしっかり行うことも非常に大切です。
第2章 断熱性・気密性・換気に優れた家が「いい家」
断熱性について
断熱性の高い家は、室温が外気温の影響を受ける程度が小さくなります。
住宅は、 屋根・外壁・窓を通して室内と室外の間で熱の交換が起こりますが、優れた断熱材を使うことで、それを防ぐことができます。
その結果、冷暖房の効率がよくなり、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。
気密性について
気密性の高い家は、家の中の空気と外の空気が厳重に遮断されています。
そのため隙間風を感じることはまずありませんし、室温への外気温の影響も小さく抑えることができます。
したがって、冷暖房の効率がいいわけです。防音性にも優れています。
「気密性が高ければ、ジメジメした結露に悩まされるのでは?」と心配になるでしょうが、気苦労にすぎません。
むしろ逆です。
湿気がこもると結露が生じやすくなり断熱効果が低下し、木材が腐ったりカビやダニが発生したりします。
しかし、気密性の高い住宅で適切な換気を行えば、湿度も上がりにくくなり、湿気を防ぐことができます。
結果として、建物も長持ちするということになります。
換気について
新型コロナウイルスの影響で社会的に注目されたのが、換気性能です。
ウイルスを排除するために、電車などの公共交通機関だけでなく、職場や住宅においても、頻繁に換気することが推奨されています。
「換気の大切さは理解できるけど、気密性と矛盾するのでは?」と思われがちですが、そうではありません。
汚れた空気を排出するために、換気は不可欠なのです。
高気密+換気で住宅は長持ちします
室内の換気が十分に機能するかどうかは、気密性に大きく左右されます。
気密性の低い家は、換気がうまく働きません。
玄ハウジングでは、熊本市内のモデルハウスでQ値とC値の検査を実施。
その結果は、Q値2.25、C値0.4でした。
Q値については次世代省エネ基準をクリア。
C値については、他社と比較しても驚異的な数値となりました。
第3章 部屋の温度差は命にも関わります
断熱性、気密性、換気の性能が劣る家は、資産価値が下がるだけではありません。
住む人の健康に影響が及ぶという実害が生まれます。
その代表が「ヒートショック」です。
交通事故の死者数の倍以上の方々が、住む家によって命を奪われている現実があります。
ヒートショックとは、冬場に暖かい部屋から寒い部屋へ移動したときなど、急激な温度差によって生じる健康被害です。
温度差によって血管が収縮したり血圧が上がるので、脈拍が速くなったり心臓に負担が掛かります。
その結果、不整脈や心筋梗塞を起こし、死に至ることがあります。
特に12月から2月にかけて、居室との温度差が大きい脱衣所や浴室内で、特に高齢者に多発します。
ほかに冬に起こる現象として、「コールドドラフト」もあります。
暖房時に起こる冷たい空気の流れのことです。温められた空気が窓や壁で外気によって冷やされて冷気に替わり、室内に温度差を起こします。
「暖房をつけているのに足元だけ寒い」といった現象で、冷え性を悪化させるだけでなく、脳出血につながるケースもあります。
第4章 高性能な住宅は、お財布にもやさしい
ヒートショックやコールドドラフトを防ぐには、浴室と脱衣所の温度差だけでなく、玄関や廊下も含め、家中の室温をすべて均一にしなければなりません。
大半の既存の住宅でこれを実現しようとすると、断熱性能の不足から膨大な額の光熱費が必要になります。
かといって断熱性能を上げるためにリフォーム工事をして断熱材をすべて交換するとなると、壁をすべて剥がしてやり直さなければなりませんから、平米数にもよりますが 1000万円台の費用がかかります。
だからこそ、マイホームを建てるときに断熱性能を高め対策をとっておくべきです。
新築時であれば平米数にもよりますが、費用も100万円程度のプラスで済みます。
それで省エネ性能は高まり、光熱費も大きな節約につながります。
【家の性能がランニングコストに影響を与える一例をご紹介します】
老朽化のために建て替える際、断熱性、気密性、換気に配慮した構造の住宅に替え たお宅があります。
建て直す前は、人がいる部屋だけ暖房をつけていましたが、冬の電気代は月に30,000円から50,000円ほど掛かっていたそうです。
ところが家を建て直したあとは、冬の間24時間ずっと家中の暖房をつけっぱなしでも、月の電気代は8,000円~10,000円程度に収まるようになりました。
※出典 『トクする家づくり損する家づくり』柿内和徳 川瀬太志[著]ダイヤモンド社
第5章 まとめ
「得する家を建てるために欠かせない3つの性能」についてのまとめです。
1.いい家の条件とは
- 資産価値の高い家。耐久性とデザインに優れ、省エネ性能が高く、メンテナンスが最小限で済む家のこと。
- 最も重視したいのが「省エネ性能」。細かく言うと、断熱性、 気密性、換気の性能に優れていること。
この3つを備えている家は、必ず快適な住み心地をもたらしてくれるだけでなく、耐久性とメンテナンス性にも優れている。
2.断熱性、気密性、換気に優れた家が「いい家」
- 高気密+換気で住宅は長持ちする
3.部屋の温度差は生命にも関わります
- 断熱性、気密性、換気の性能が劣る家は、資産価値が下がるだけではなく、住む人の健康に影響が及ぶという実害が生まれる。
- 代表として「ヒートショック」・「コールドドラフト」が挙げられる。
4.高性能な住宅は、お財布にもやさしい
- マイホームを建てるときに断熱性能を高め 対策をとっておくべき。
- 新築建築時であれば平米数にもよるが費用も100万円程度のプラスで済む。それで省エネ性能は高まり、光熱費も大きな節約につながる。
以上が、「得する家を建てるために欠かせない3つの性能」についてのまとめとなります。
玄ハウジングでは、
ロングライフ時代に入った今、長く快適で安心な住まいを求めている方へ向けて、間取りや建材、エネルギー効率、環境への配慮など、必要なアドバイスを提供、弊社のこれまでの実例を通じて、理想の住まいを見つけるお手伝いをさせていただきます。
「住みたい家・夢のある家で、長く快適に楽しく生活するための第一歩」を踏み出しましょう。
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