新築で失敗しない!「持ち物を減らす」から始める収納計画

みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。

いつも「玄馬くん家づくり豆知識」をご覧いただきありがとうございます。

「新しい家にはたっぷりの収納が欲しい!」と考える人は多いですが、収納スペースを増やすことだけにこだわると、後から「思ったより使いづらい」「結局、モノが増えすぎてしまった」と後悔するケースも少なくありません。

家を建てる時に本当に考えるべきなのは、**「どれだけ収納をつくるか」ではなく、「本当に必要なものだけを残すこと」**です。

本記事では、快適な暮らしを実現するための収納の考え方や、後悔しない家づくりのコツをご紹介します。

◆ 収納を増やすと物が増えるという罠

収納スペースを広く設計すると、その分「物を増やしても平気」という心理が働きがちです。
そして気付かないうちに、不要な物を手放すタイミングを逃し、家全体が物であふれてしまう可能性があります。

実は、収納を増やす前に「本当にその物を家に置いておく必要があるのか?」を考えることが、快適な家づくりの第一歩です。
まずは、持ち物を減らすことに目を向けてみてはいかがでしょうか?

整理を進める中で「実際に必要な収納スペースは意外と少ない」と気付くことも多いです。

◆ 収納は「柔軟性」を重視する

収納スペースを最初から作り込みすぎると、後から使わなくなる空間や無駄なスペースが生じるリスクがあります。
特に家族構成やライフスタイルは時間とともに変化するため、収納する物の量や種類も変わります。

そこでオススメなのが、**「柔軟性・可変性のある間取り」**です。
例えば、最初に空間を広く使い、必要に応じて収納を追加できる設計を考えるのも一つの方法です。

家を検討されているハウスメーカーに「将来的に収納を増やせる余裕のある間取りになっているか?」を相談すると、将来のリスクを減らすことができます。

Point

  • 家を建てる段階で収納スペースを作り込みすぎると、小回りの利かない無駄な空間を生みだすリスクがある。
  • 子どもの成長とともに、物の量や種類が変化する。
  • 将来、「収納スペース」が追加できる可変性・柔軟性のある間取りになっているかを、ハウスメーカーへ確認する。
玄馬くん

住宅会社に間取りを提案された段階で「将来収納が増やせる間取りになっているか?」を確認しましょう。

◆ 普段使わない物は外に置くという選択肢

家の中にあるすべての物が、常に家の中で必要な訳ではありません。

例えば季節ごとに使わないキャンプ用品や冬用のタイヤなどは、無理に家の中に収納する必要はありません。
庭やガレージに物置を設置することで、室内の収納スペースの量を保ちながら必要なスペースを確保できます。

画像出典:物置のお片付けサポート(整理収納x骨格診断 SPACE C)

◆ 優先すべきは「断熱性能」「気密性能」

家を建てる際、収納について考えることも大切ですが、もっと優先すべきポイントがあります。
それは、家の「断熱性能」「気密性能」です。

これらは、家を建てた後では簡単に変更することができません。一方で収納は後から追加・調整が可能な場合が多いため、最初に全力で作り込む必要はありません。

◆ まとめ 収納に捕らわれない柔軟な家づくりを

新築住宅を建てる際、収納スペースについて考えるのはもちろん重要です。
ただし、「どれだけ大きな収納を作るか」ではなく、「本当に必要な物を選び、収納を最小限にする」という考え方が理想的です。
そのうえで、将来必要になった時に追加できる収納プランをハウスメーカーと相談しながら設計することで、無駄のない快適な住空間を作ることができます。

物を減らし、柔軟性のある間取りを意識することが、注文住宅を建てるときの後悔を防ぎ、暮らしやすい家づくりに繋がります。

◆ 参考:持ち物を減らす際に注意すべき点

衣類

  • シーズンごとに見直す:季節を問わず「1年間着なかった服」は処分を検討する。ただしフォーマルウェアなど例外もある。
  • 感情に流されない:思い出が詰まった服は迷いやすい。着用頻度や実用性を重視する。
  • 品質を重視する:素材の良い服はリメイクやクリーニングで長持ちさせられる場合もある。

書籍・雑誌

  • 保管のルールを決める:「もう一度読みたい本」だけを残す。特に読まない本は即処分。
  • 電子化を検討:大切な本や資料はスキャンしてデジタル化すればスペースを節約できる。
  • 家族で共有:子どもが成長して不要になった絵本や参考書は譲渡を考える。

キッチン用品

  • 使っていない道具を確認:1年間使っていない調理器具や食器は処分を検討。
  • 同じものが複数ないか:同じ種類の調理器具(お玉やフライ返しなど)が複数ないか確認する。
  • 高価な食器:捨てきれないものは「飾るだけ」と割り切るかリユースを考える。

子ども用品

  • 年齢に合わないものは処分:小さくなった服や使わないおもちゃはリサイクルに出すか処分する。
  • 成長を見越して保管:次の子どもに使う可能性があるものは、ラベルを付けて整理保管。
  • 本人と相談:捨てる前に子どもに確認することで、不満や後悔を防ぐ。

趣味のアイテム

  • 現状を把握:趣味のグッズは増えやすいため、使っていないものや不要なものをリスト化。
  • スペースを決める:決められたスペースに収まらない場合は処分する。
  • 限定的に残す:思い出のアイテムは「1~2点だけ」に絞るとよい。

家具・家電品

  • サイズが見合っているか:部屋の広さに対して大きすぎる家具や家電は使い勝手を見直す。
  • 動作確認:壊れている、または動作が不安定な家電は修理か処分を検討する。
  • 使い切る習慣をつける:壊れるまで使い切るなど習慣化することで、物が増えることを防ぐことができる。


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