家づくりの意見がまとまらない理由とは?実家の影響と対策を解説

みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。
いつも「玄馬くん家づくり豆知識」をご覧いただきありがとうございます。
「せっかくのマイホームなのに意見が合わない・・・」
家づくりを進めるなかで、夫婦の意見が食い違うことは珍しくありません。
「開放的な吹抜けにしたい!」という夫に対し、妻は「収納が足りなくなるし、寒くなりそう」と反対。
「アイランドキッチンがオシャレで憧れる!」と思っても、「リビングからキッチンが丸見えで掃除が大変そうだから壁付けがいい」と意見が分かれる・・・。
どちらも間違いではないのに、なぜここまで考えが違うのでしょうか?
実はその答え、「実家」にあるかもしれません。
私たちは無意識のうちに、これまで暮らしてきた家を基準に「住みやすさ」を判断しています。
例えば、日当たりの良い南向きの家で育った人は「明るさが大切」と考え、北向きの家で過ごした人は「ある程度の採光があれば十分」と思うことが多いのです。
この価値観のズレが、家づくりの意見の食い違いにつながることも。
では、どうすれば夫婦で納得のいく家づくりができるのでしょうか?
そのヒントをこの記事で詳しくご紹介します。

- 1. ◆ 具体的な意見の食い違いの例
- 1.1. 1.吹抜けを作りたい vs 収納スペースを増やしたい
- 1.2. 2.アイランドキッチンにしたい vs 壁付けキッチンがいい
- 1.3. 3.玄関からすぐリビングに行ける vs 手洗い動線を確保したい
- 1.4. 4.床材や照明の選択
- 2. ◆ 意見が合わない原因:「実家」を基準にしているから
- 3. ◆ 家づくりで後悔しないために:お互いの「基準」を知ることが重要
- 3.1. ①実家やこれまで住んできた家の特徴を整理する
- 3.2. ②実家と同じでなくてもいいと認識する
- 4. ◆ 実際に家を建てる際のポイント
- 4.1. ①プロの視点を取り入れる
- 4.2. ②完成見学会で実際に体感する
- 4.3. ③夫婦でじっくり話し合う時間をつくる
- 5. ◆ まとめ:家づくりは「実家」だけを基準にせず、夫婦で納得できる形を
◆ 具体的な意見の食い違いの例
家づくりで夫婦間の意見が対立するケースはさまざまですが、特に多いのが以下のような場面です。
1.吹抜けを作りたい vs 収納スペースを増やしたい

リビングは開放感があってオシャレな吹抜けにしたい!

吹抜けにすると寒くなりそうだし、その分収納が減るのは困る!
2.アイランドキッチンにしたい vs 壁付けキッチンがいい

オープンなアイランドキッチンで料理を楽しみたい!

アイランドキッチンは油はねや片付けが大変!実家の壁付けキッチンの方が楽だと思う
3.玄関からすぐリビングに行ける vs 手洗い動線を確保したい

帰宅したらリビングに直行できる間取りがいい

まず手洗いを済ませてからリビングに入りたい。玄関近くに手洗いスペースが必要
4.床材や照明の選択

暗めの床材がオシャレでかっこいいと思う

暗い床材だと部屋全体の印象が暗くなりそう。実家のように明るい色がいい
このような意見の食い違いの背景には、「実家やこれまで住んだ家での生活経験」が影響していることが多いのです。
◆ 意見が合わない原因:「実家」を基準にしているから
家づくりを進めるなかで、多くの人は無意識に「実家」を基準に考えます。
たとえば、幼少期から南向きの日当たりの良い家で育った方は、「明るい家が当たり前」と感じる傾向があります。
一方、北向きや狭小地で過ごした経験のある方は、明るさにこだわらず「ある程度の採光が確保できれば十分」と考えることが多いです。
また床材に関しても、実家が暗めのフローリングだった方は、「汚れが目立たなくて落ち着く」と感じる一方、明るめの床の家で育った方は、「部屋が暗くなるのでは?」と不安になることがあります。
このように夫婦それぞれが異なる環境で育ってきたため、「家の快適さ」に対する基準が異なり、それぞれの意見が食い違いにつながっているのです。



上の写真のように床材の色が違うだけでリビングの印象が変わりますね。
あなたはどちらのリビングがお好みですか?
◆ 家づくりで後悔しないために:お互いの「基準」を知ることが重要
意見の対立を防ぎ、納得のいく家づくりを進めるためには、まずお互いの「基準」がどこにあるのかを理解することが大切です。
①実家やこれまで住んできた家の特徴を整理する
まずは、お互いの実家や過去に住んだ家を思い出し、それぞれの「好きだった部分」「嫌いだった部分」をリストアップしてみましょう。
例えば・・・
- 「実家のリビングが広く、家族団らんの時間が心地よかった」
- 「実家の収納が少なくてモノが溢れていたのがストレスだった」
このように、お互いの価値観を明確にすることで、家づくりの方向性が見えてきます。
②実家と同じでなくてもいいと認識する
生まれ育った実家の良さを取り入れるのは大切ですが、必ずしも「同じ家」を目指す必要はありません。
「今のライフスタイルに合う家」を基準に考えることで、より快適な住まいを実現できます。
◆ 実際に家を建てる際のポイント
①プロの視点を取り入れる
住宅の専門家に相談することで、意見の食い違いを解決できることがあります。
例えば、「吹抜けにしたいが寒さが心配」という場合、最新の断熱性能を取り入れることで、開放感と快適さを両立できます。
②完成見学会で実際に体感する
図面やイメージだけでは、実際の住み心地は分かりません。
注文住宅の完成見学会に足を運び、さまざまな間取りや設備を確認しながら、性能を肌で体感することで、新しい発見があるかもしれません。
また、注文住宅を見学するメリットは、お施主様が実際に住まれる住宅ですので、住宅展示場のモデルハウスよりも、等身大の間取りや住宅性能を実際に体感できること、ご自身の理想の暮らしと照らし合わせることができることもメリットのひとつです。
ネットでは見つけられない家づくりのアイデアを得られる可能性もあります。
③夫婦でじっくり話し合う時間をつくる
忙しい日常の中では、家づくりについてじっくり話し合う機会が少なくなりがちです。
家づくりは、ほとんどの方が「一生に一度の大きな体験」です。
コーヒーでも飲みながらお互いがゆっくり話できる時間を設けることで、楽しく後悔することのない家づくりができます。

◆ まとめ:家づくりは「実家」だけを基準にせず、夫婦で納得できる形を
家づくりでは、夫婦の意見が合わないことは珍しくありません。
その原因のひとつに「実家の影響」があることを理解し、お互いの価値観を尊重しながら最適な住まいを考えることが大切です。
理想の家づくりを実現するために、プロのアドバイスを活用しながらご夫婦で話し合い、注文住宅の完成見学会に足を運んでいただくことで、納得のいく理想のマイホームに近づくことができるでしょう。


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