ちょっと待って!その設計士、大丈夫?

みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。

いつも「玄馬くん家づくり豆知識」をご覧いただきありがとうございます。

「マイホームを建てる」
それは多くの方にとって、人生で最も大きな買い物です。
特に、土地探しから始める新築注文住宅となれば、選ぶパートナー(住宅会社や設計士)の存在が非常に重要になります。

しかし、実際には「担当営業は丁寧だったけど、設計士とのやりとりで不安を感じた...」という声も少なくありません。
特に注意してほしいのが、初回の打ち合わせでいきなり間取りの要望を聞いてくる設計士です。

設計士

「どんな間取りが希望ですか?」「回遊動線は必要ですか?」「子供部屋は何部屋欲しいですか?」

こんな質問から始める設計士、実は要注意かもしれません。

この記事では、これから新築注文住宅を検討されている方へ向けて、設計士を見極めるうえで「注意すべき設計士の特徴」を解説していきます。

◆ 設計士の「質」が家づくりの成否を左右する

家づくりにおいて、営業マンや会社選びと同じくらい、設計士との相性や信頼性も非常に重要です。

特に熊本のように、地震や気候への配慮が欠かせない地域では、設計の技術力だけではなく、生活を支える家としての本質をどれだけ理解しているかが問われます。

そして実は、設計士の良し悪しを見極めるポイントのひとつが、「どこからヒアリングを始めるか」に現れるのです。

◆ 要注意!間取りから入る設計士の落とし穴

家のこと詳しくないから、間取りから話すのはむしろ助かる

と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしちょっと立ち止まって考えてみてください。
間取りとは本来「結果」であって「スタート」ではありません。

つまり、いきなり間取りの希望を聞いてくる設計士は、肝心な”暮らし”に対する理解が浅い可能性があるのです。

例えば、以下のような質問を初回から投げかけてくる設計士には注意が必要です。

  • リビングは何畳くらい欲しいですか?
  • 子ども部屋は何部屋必要ですか?
  • 収納はどのくらい欲しいですか?
  • 回遊動線、気になりますか?

確かにどれも住宅設計に欠かせない要素のように思えます。
しかし、これらはすべて「間取りという手段」に過ぎません。

まだお施主さまの生活スタイルや家族構成、将来の暮らし方も聞いてないうちに「どんな間取りがいいか?」を問うのは、単なるパズルのピースを集めているだけに過ぎず、その設計士が本質的な設計力や提案力を持っているかどうかは不透明です。

◆ それって注文住宅?建売住宅との違い

注文住宅とは、「施主(住む人)の暮らしに寄り添った、唯一無二の住まい」を作ることにこそ意味があります。
しかし、ヒアリングの段階で「部屋数」や「設備」などの表面的な要素ばかりにフォーカスしていると、建売住宅や分譲マンションのような間取りになりがちです。

例えば、以下のような家はどうでしょうか?

  • 南向きリビング
  • 3LDK
  • 玄関からすぐ洗面スペース
  • 回遊動線あり
  • ウォークインクローゼット付き

一見「理想的」と思える間取りですが、これらは多くの建売住宅やマンションでもよく見かける「量産型の間取り」です。

一般的な建売住宅や分譲マンションの間取り例

実際に、マンションの間取りは非常に合理化されていて、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)や水回りの配置が「効率最優先」で構成されています。
これ自体は悪いことではありませんが、そこに住む人の”個性”や”価値観”が入り込む余地は少ないのが実情です。

◆ 注文住宅の本質とは、「生活」にフォーカスすること

注文住宅の価値は、「自由設計ができること」ではなく、「自分たち家族にフィットした家が建てられること」にあります。

ですから、優秀な設計士ほど、「間取りのご希望は?」という質問からではなく、このような質問からヒアリングを始めます。

設計士
  • 今のお住いで不便に感じていることはありますか?
  • 休日の過ごし方はどんな感じですか?
  • お子さんは家でどんな遊びをしていますか?
  • ご家族でどんな時間を大切にされていますか?

こうした会話の中から、ご家族の価値観や日常の動線を丁寧にくみ取り、その延長線上で間取りを設計する。
それが本当に住みやすくて愛着の持てる家づくりの第一歩です。

◆ 設計士を見極めるポイントは「聞く姿勢」にある

もし設計士との最初の打合せで、「理想の間取りはありますか?」とすぐに聞かれたら、少し疑問を持ってもよいかもしれません。
もちろん、まったく聞いてはいけないわけではありません。
しかし、その質問の前に「暮らしについてしっかりヒアリングをしてくれるかどうか」が大事なのです。

設計士
  • 朝は何時に起きて、どのように一日が始まりますか?
  • お子さまの生活リズムや、学習環境に対する考えは?
  • ご夫婦それぞれの趣味や時間の使い方は?
  • お客様が来た時の動線や、収納の仕方は?
  • 将来的にご家族の人数が増減する予定は?

優秀な設計士は、間取りを「形」ではなく、「生活の器」と捉えています
ご家族のライフスタイルを深く理解してこそ、ぴったりフィットするものになります。

◆ 玄ハウジングが大切にしている「暮らし優先」の設計

私たち玄housingでは、お客様の理想の家づくりを実現するために、まずご家族の「暮らし」そのものにじっくり向き合うことを何よりも大切にしています。

例えば、

  • 平日は共働きで家事動線を効率化したい
  • 料理好きな奥さまが、キッチンを中心に暮らしをデザインしたい
  • お子さまとのコミュニケーションを大切にしたい
  • 将来、親と同居する予定なので、柔軟な間取りの設計が必要
  • 趣味やペットとの時間も快適に過ごしたい

そんな日々の積み重ねから、自然と間取りの方向性が決まっていきます。

「間取りを考える前に、あなたの”暮らし”を教えてください」

これは、私たちが家づくりの現場で最初にお伝えしているメッセージです。

◆ まとめ | 本当に暮らしやすい家は「暮らし」から生まれる

家を建てるということは、人生のなかでも大きな転機。
だからこそ、表面的な要望ではなく、家族の本質に寄り添ってくれる設計士との出会いが大切です。

いきなり間取りの希望を聞いてくる設計士の場合は、一度立ち止まって考えてみてください。

「この人は、本当に私たちの生活を見ようとしてくれているのか?」

「この人は、自分達らしい暮らしができる家を建てることができるか?」

その直感が、理想の家づくりを実現する第一歩になるかもしれません。

注文住宅を建てるなら、設計士の「質問力」を見極めてください。

「どんな間取りがいいですか?」ではなく、「どんな暮らしをしたいですか?」と聞いてくれる設計士こそ、本当に信頼すべきパートナーです。

玄housingでは、初回の打ち合わせからお客様の「暮らし」にしっかりと耳を傾け、ご家族のライフスタイルに寄り添った設計を第一に考えています。

「熊本で、世界にひとつだけの家を建てたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
住まいづくりのパートナーとして、私たちが全力でサポートいたします。



夢のマイホームを検討されている方で、
「土地探しから始めないといけないが、何からどう進めて行けばいいのか不安」「まずは相談したい。話を聞いてほしい」と悩まれている方。

土地探しから資金計画など実績豊富な玄housingに、まずはお気軽にご相談ください。


玄ハウジングでは、

ロングライフ時代に入った今、長く快適で安心な住まいを求めている方へ向けて、間取りや建材、エネルギー効率、環境への配慮など、必要なアドバイスを提供弊社のこれまでの実例を通じて、理想の住まいを見つけるお手伝いをさせていただきます。

「住みたい家・夢のある家で、長く快適に楽しく生活するための第一歩を踏み出しましょう。

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