【後編】新築住宅の長期保証、それは本当に安心できるのか?
みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。
いつも「家づくり豆知識」をご覧いただきありがとうございます。
マイホーム購入は、ほとんどの人にとって「一生に一度の大きな買い物」でしょう。
しかし、多くの人が「ブランド商品」に魅力を感じ、その名に惹かれてしまうことがあります。
しかし、大手住宅メーカーのブランド商品とは異なる選択肢として、家づくりでは「住宅性能や技術力」を重視することが大切であるという意識を持つ必要があります。
また「自社の利益よりもお客様の建てたい家・夢を叶えることを第一に実現する姿勢」も大切です。
今回は、前回に引き続き「新築住宅の長期保証、それは本当に安心できるのか?」の後編について解説いたします。
前回の「新築住宅の長期保証、それは本当に安心できるのか?」の前編はこちらです。
第4章 10年後の家の価値を決めるのは住宅オーナー自身
メンテナンスの意識の高いオーナーは、「メンテナンスの記録が家の資産価値を守る」ことに気づいていますが、残念ながらすべての住宅オーナーがそうではありません。
10年後の自分の家の価値を上げるか下げるか、決めるのは自分だということに気づかれることが大切です。
持っている資産の価値を高めることが当たり前にできる人こそ、賢い住宅オーナーなのです。
優秀な住宅会社は、メンテナンスを行う大切さをさらに啓蒙する必要を自覚していますし、定期的な点検やメンテナンスをより長期的に、確実に実行しています。
ただし、ホームページに明確なメニューが書かれていなかったり、契約までの過程で説明がなかったりした場合は要注意です。
〝何かあったら対応します” は何もしてもらえないことを意味すると言っても過言ではありません。
玄housingでは建物完成後、オーナー様が末永く快適に暮らしていただけるように、お引渡しから10年間、住まいに定期点検・安心保証・保険を付けています。6ヶ月・1年・3年・5年・10年と5回の第三者機関によるアフターメンテンナンス点検を行います。
さらにアフターメンテナンスでは、いつまでも安心して生活していただける様に、経験豊富なスタッフが都度訪問して、サポートをしてまいります。
10年定期点検以降も、引き続きアフターメンテナンス・オーナー様サポートを行い、お客様サポート窓口も設けていますので、安心して住み続けることが可能です。
玄housingの「お客様サポート窓口ページ」はこちらです →
第5章 長期保証は本当に消費者にやさしいサービスか?
新しい法律の施行に伴って、いろいろな制度を設ける住宅会社も出てきました。
代表的なのが、20年や30年といった長期にわたる保証サービスです。
法律上の瑕疵担保責任は10年ですから、一般的な瑕疵保険は10年です。
ところが20年、場合によっては30年もの間、住宅会社が独自に保証するというのです。
一見すると、消費者に寄り添ったサービスのように見えます。
ところが、契約書を細かく読んでいくと、さまざまな条件が付与されていることがわかります。
よくあるのが、「建ててから10年後にその会社がメンテナンスを行わないと、以後は保証が延長されない」という仕組みです。
しかも10年目のメンテナンス時に、場合によっては会社が指定した修繕工事をしなければいけないと書かれていることもあります。
もちろん、料金は住宅オーナーの負担です。
このように、実態は消費者にやさしいサービスからは、かけ離れているのです。
ちなみに、こうした保証サービスが何を保証しているのかといえば、自分たちが提供した定期点検の結果に対する保証だといえます。
例えば、地盤を定期点検した結果、傾きがないと結論づけたのに、その後、傾きが生じていることが判明したときは保証されます。
ただし、点検していない部分に出た不具合については、保証が適用されることはないというわけです。
本当なら、長期保証がついた家を買った人は、設定された期間の保証をタダで手に入れたと安心するはずです。
正確には「今後もお金を払ってくれるならバックアップします」というシステムなのに、誤解を与えています。
こんな見せかけだけの20年保証や30年保証が、最近とても増えています。
第6章 10年保証に対応できない住宅会社もある
そもそも法律で定められている10年の保証でさえ、対応できる体制を整えられていない住宅会社も少なくありません。
雨漏りなど急なトラブルが起こったとき、大手ハウスメーカーなら24時間365日の対応が可能です。
しかし個人経営の工務店だと、夜中や休日には電話がつながらず、処置が遅れてしまうこともあるでしょう。
こうした緊急時の体制も住宅への安心の一部だと考え、外部業者と連携するなどして24時間受付けをする住宅会社も現れています。
また、点検やメンテナンスなどに関しても自社で対応しきれない場合、住宅オーナーのことを真摯に考えている会社は、第三者機関に委託することで体制を整えているケースも多く見られます。
このようなサービスは、すべてお客さまの大切な住まいの資産価値を守るためであることはいうまでもありません。
そして、家の資産価値を守れるかどうかは、家を建てるときの住宅会社選びに大きく左右されます。
住宅会社との付き合いは、家を建てるまでの半年から一年だけと思いがちです。
しかし、現実には家を建てたあとも、数十年のお付き合いが続くのです。
むしろ、家を建ててから本格的な付き合いが始まるといえます。
住宅会社選びは、あなたの大切な住まいを末長く、ともに守っていく大切なパートナー選びだと考えなければいけません。
※出典 『トクする家づくり損する家づくり』柿内和徳 川瀬太志[著]ダイヤモンド社
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ロングライフ時代に入った今、長く快適で安心な住まいを求めている方へ向けて、間取りや建材、エネルギー効率、環境への配慮など、必要なアドバイスを提供、弊社のこれまでの実例を通じて、理想の住まいを見つけるお手伝いをさせていただきます。
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