ロングライフ時代に向けた新築住宅の選び方と設計ポイント

みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。

家は一生に一度の大きな買い物」という方がほとんどでしょう。

20代、30代で家を購入した場合、70代、80代、90代まで何十年もその家に住み続けます。


ロングライフ時代に突入した今、長く快適に住み続けることができる住宅の選択が非常に重要です。


歳を重ねるにつれ、快適で安全な生活環境が求められますが、そのためにはどのような部分を考慮すべきでしょうか?

今回のコラムでは、

ロングライフ時代に向けた新築住宅の選び方や設計のポイント、家族構成など住環境の変化に対応するための具体的な方法」について詳しく解説します。

コラムを読むことで、

ロングライフ時代に向けた新築住宅を選ぶ際の重要な要素やポイント、より深まる」と思いますので、新築住宅を検討される際は、考え方のひとつとして参考にされてくださいね。

玄馬くん

掲載した写真の家は一部のイメージ写真を除き弊社で施工したお家です。
内外装デザインで気になるデザインがございましたら、お気軽にお問合せくださいね!

第一章 ロングライフ時代に必要な住宅の要素とは?

ロングライフ時代に求められる住宅は、以下の要素を備えていることが重要です。

(1)前もって住環境を備えておく

体力や身体能力など、将来体の変化に適応するために、家の構造上、変更が難しい部分のみを建築時に施工しましょう。

ポイントは、
将来設備が必要になった時にスムーズに取り入れられるようにしておくこと!

例えば、廊下やトイレなどに手摺を取り付けることが出来るよう、各所に下地を入れておくことや、一部間取りや建具などの変更が出てきた際に、スムーズに交換、追加を取り入れることが大切です。

廊下の幅も通常の住宅では76cmほどですが、車いすの生活を考慮して新築時から80cm以上、幅を取っておくことをおすすめします。

また新築時から、将来訪れるかもしれない介護に必要なアイテムをすべて導入する必要はありません。

適切な住環境を前もって整えておくことで、将来 自立や少ない介助での生活を可能にし、本人と家族にとっても楽な生活をもたらします。

また新築時、これらの内容を考えて設計・施工しておくことで、何度もリフォームせずに安心して住める環境を築くことができます。

(2)耐久性

住宅を長期間利用するためには、耐久性が欠かせません。

地震などの災害に強い耐震性や、長く使える耐久性の高い建材の採用は、住宅の寿命を延ばすうえで極めて重要です。
将来の安心な生活を確保するためにも、耐久性を考慮した住まいの選択が大切です。

(3)メンテナンスのしやすさ

住宅の長期的な利用において、定期的なメンテナンスが重要です。

具体的には、外壁や屋根の塗り替え、窓やドアの動作チェック、給排水設備の点検などが挙げられます。

これらのメンテナンスが容易であることは、住宅の長寿命化に繋がります。

また、給排水設備がスムーズに動作することは快適な生活に欠かせません。メンテナンスが容易であれば、こまめな点検と清掃が可能で、トラブルを未然に防ぐことができます。

総じて、日頃からメンテナンスが手軽に行える住宅は、外観や機能を保ちつつ、長寿命な住環境を築くために重要です。将来のコストや手間を減らし、快適な住まいを保つためにも、メンテナンスのしやすさを考慮した選択が大切です。

第二章 ロングライフ時代に対応した新築住宅の選び方

長く住み続けることを考慮した新築住宅を選ぶ際には、ライフスタイルや将来の暮らし方に合った間取りや設備が整っているかなど、以下のポイントに注意することが大切です。

(1)ロングライフに対応した間取りの選び方

住まいの間取りは、ロングライフ時代に合わせて計画・設計する重要な要素です。
家族構成や将来のライフスタイル変化を考慮し、歳を重ねても趣味を愉しむなど快適な空間を設計することがポイントになります。

以下のポイントを参考に間取りを選びましょう。

(a)家族構成と個々のスペース

家族の人数や年齢層に合わせて、必要な部屋とその配置を検討します。

子供部屋や趣味の部屋など、家族がリラックスできるスペースを考えてみましょう。

(b)将来の変化に対応

ロングライフ時代を見越して、将来の変化に柔軟に対応できる間取りを考えます。

廊下やトイレなどの水回りを余裕ある設計で、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れることも重要です。

また、
リビングの隣に、あとあと個室に変更できる間仕切りで繋げた和室を作っておくことで、自宅介護が必要になったときでも、安心して過ごせます。

これらのポイントを踏まえて、将来のニーズに合った間取りを考慮しておくことで、ロングライフ時代に快適でストレスを軽減する暮らしを実現することができます。

(2)建材の選び方

住宅を建てる際、適切な建材の選択はロングライフ時代における重要なポイントです。

建材は住宅の品質や耐久性に大きな影響を与えます。以下のポイントを考慮して、適した建材を選びましょう。

(a)耐久性と耐震性

 ロングライフ時代に求められる住宅は、長期間にわたって安定した構造を保つことが必要です。

耐震性の高い建材を選ぶことで、地震などの災害に強い住まいを実現できます

(b)耐熱性と保温性

高齢になると体温の調節が難しくなることがあります。

断熱性の高い建材を使用することで、室温を快適に保ち、エネルギーコストの削減にも繋がります

(c)防音性

静かな環境はリラックスや健康に寄与します。

防音性のある建材を選ぶことで、外部の騒音を軽減し、快適な居住環境を確保できます。

(d)メンテナンスのしやすさ

歳を取ってくると自分でメンテナンスを行うことが難しくなります。

耐久性のある建材や、長期間にわたってメンテナンスが少なくて済む素材を選ぶことで、手間を軽減できます。

(3)プロのアドバイスを活用

長年業界に精通している住宅の専門家や建築士のアドバイスを活用することは、良い選択をするために重要です。

住宅専門家の知識を頼りにして、最適なプランを見つけましょう。まず以下のポイントに注意してアドバイスを受けることが大切です。

(a)住宅専門家の選定

住宅業界に精通している建築士など、信頼性のある専門家を選びましょう。

ホームページやSNSなどを使って、経験と実績が豊富な人物を見つけることで、より適切なアドバイスを得ることができます。

(b)要望の共有

ご自分の希望や予算を明確に伝えましょう

住宅専門家はそれを元に、最適なプランや提案を行います。
家族のニーズやライフスタイルも共有することで、より適切なアドバイスが得られます。

(c)予算に合った提案

専門家は予算に合わせたプランを提案してくれます。

無理なく理想の住まいを実現できるよう、予算内での工夫や選択肢を提案してもらいましょう

(d)法規制やトレンドの把握

建築や不動産の分野は法律やトレンドが影響を与えます。

住宅業界に詳しい専門家は最新の情報を把握しており、規制やトレンドに合わせた提案を行ってくれます。

(e)実績や住宅会社のコンセプト確認

ホームページなどにアクセスして過去の施工実績を確認することで、住宅会社や在籍しているスタッフの能力、コンセプトを理解できます

信頼できる会社、スタッフかどうかを確認することが大切です。

住宅業界に長年精通しているプロのアドバイスを受けることで、専門知識を活かした賢い住宅選びが可能です。

専門家の視点を取り入れながら、ロングライフ時代に快適な住まいを実現しましょう。

第三章 ロングライフ住宅における住宅メーカーの選び方と注文住宅設計ポイント

ロングライフ時代向けの新築住宅を選ぶ際の業者の選び方と設計ポイントをまとめました。

(1)信頼性のある住宅メーカーの選び方

ロングライフ住宅を築く際、信頼性のある住宅施工会社の選択は極めて重要で、それは建物の耐久性やメンテナンスのしやすさに大きな影響を及ぼします。

信頼性のある住宅施工会社を見つけるために、以下のポイントに注意しましょう。

(a)実績とクチコミなど評判の確認

住宅施工会社の実績や評判を確認しましょう。

「過去の施工実績やお客様の声」を確認することで、その信頼性を判断できます。

(b)技術と専門知識

住宅会社スタッフの技術力と専門知識が高いかどうかを見極めましょう。

高度な技術が求められるロングライフ住宅を建てる際には、設計、施工技術ともに熟練のプロフェッショナル知識が必要です。

(c)保証とアフターサポート

信頼性のある住宅施工会社は、建物完成後の保証やアフターサポートを提供します。

将来のトラブルに対しても迅速かつ適切な対応ができるか確認しましょう。

(d)価格と提案内容

施工の価格だけでなく、ロングライフ時代に適応した提案内容も比較検討しましょう。

適切なコストと質のバランスが取れた提案をしてくれる住宅会社を選ぶことが大切です。

(e)コミュニケーション能力

住宅会社のスタッフとのコミュニケーションが円滑かどうかも重要です。

要望や疑問をしっかりと伝え、共に要望を叶える理想の住まいを実現するためにコミュニケーションが大切です。

信頼性のある住宅会社の選択は、ロングライフ住宅の品質と安心感に繋がります。

慎重に選び、快適で長く住み続けるための基盤を築きましょう。

(2)住宅設計のポイント

(a)エネルギー効率

ロングライフ時代には、急速に進んでいる地球温暖化など自然環境の変化、日本のエネルギー事情にも対応したエネルギー効率の高い住宅がますます重要となっています。

省エネ設備や断熱性の高い窓や壁材など、エネルギー効率を向上させる設備、建材を採用することが重要です。高エネルギー効率の住宅は、以下の点で魅力的です。

◆ 快適な室内環境

エネルギー効率の高い住宅は、適切な断熱や換気システムにより、快適な室内環境を維持します。夏涼しく、冬暖かい居住空間を提供します。

◆ ランニングコスト削減

高エネルギー効率の住宅は、エネルギーコストを削減するため、お財布も優しく長期的な経済的利益をもたらします。

エネルギーコストの節約は、ロングライフ時代の経済的な負担を軽減します。

◆ 環境負荷の低減

エネルギー効率の高い住宅は、少ないエネルギーで快適な環境を提供するため、環境への負荷を軽減します。

SDGsなど地球環境に配慮した選択肢としても魅力的です。

◆ 将来のエネルギー価格への備え

エネルギー効率の高い住宅は、将来のエネルギー価格の上昇にも対応できる設計となっています。

経済的な安定性を保ちながら、長期間に渡り安心して生活する住まいを実現可能です。

エネルギー効率の高い住宅は、経済的、環境的、快適性の面で多くのメリットを提供します。

ロングライフ時代にふさわしい住まいを選ぶ際には、エネルギー効率も重要な視点として検討してみましょう。

(b)断熱材の選び方

住宅の断熱性能向上に欠かせない要素が断熱材です。

適切な断熱材の選択により、冬暖かく、夏涼しい快適な室内環境を確保できます

断熱材の選定には、以下のポイントを考慮して、信頼性のあるものを選びましょう。

◆ 断熱性能の高さ

断熱材の性能が高いほど、外部の気温変化から室内を保護しやすくなります。

良好な断熱性能は、室内快適性を保つために不可欠です。

◆ 耐久性の確保

断熱材は長期間に渡ってその性能を維持する必要があります。

劣化しにくく、耐久性のある断熱材を選びましょう。住宅の寿命にも影響を与えます。

◆ 施工能力

断熱材の施工は正確さを要します。

施工能力や誤差の少なさがあるかどうかも住宅会社のホームページなどでチェックしましょう。

断熱材を隙間なく敷き詰めるなど、正しい施工能力が断熱性能の発揮につながります。

適切な断熱材の選定は、快適な室内環境の確保やエネルギー効率の向上に大いに貢献します。ロングライフ住宅を実現するために、断熱材の選び方に十分な注意を払いましょう。

以上が、ロングライフ時代に向けた新築住宅の選び方と設計ポイントについての詳細です。
これらのポイントを踏まえて、自身に合ったロングライフ住宅を選びましょう。

第四章 まとめ

ロングライフ時代に向けた新築住宅の選び方と設計ポイントについて、以下のまとめをご紹介します。

1.ロングライフ時代に必要な住宅の要素

  • ロングライフ時代には、住宅の耐久性、メンテナンスのしやすさ、環境への配慮が重要です。

2.長く住むことができる新築住宅の選び方

  1. 新築住宅を選ぶ際には、間取りの選び方、建材の選び方、長年住宅業界に精通しているプロのアドバイスの活用がポイントです。

3.住宅メーカーの選び方と注文住宅設計ポイント

  • 住宅施工業者の信頼性、エネルギー効率、適切な断熱材の使用が重要です。
玄馬くん

以上が、「ロングライフ時代に向けた新築住宅の選び方と設計ポイント」についてのまとめとなります。

玄ハウジングでは、

ロングライフ時代に入った今、長く快適で安心な住まいを求めている方へ向けて、間取りや建材、エネルギー効率、環境への配慮など、必要なアドバイスを提供弊社のこれまでの実例を通じて、理想の住まいを見つけるお手伝いをさせていただきます。

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