【5分で読める】家づくりを円滑に進める3つの秘訣
みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。
いつも「玄馬くん家づくり豆知識」をご覧いただきありがとうございます。
マイホーム購入は、ほとんどの人にとって「一生に一度の大きな買い物」でしょう。
「マイホームが欲しい」。
そう望む人にとって、最も大きな壁となるのが「お金」。
家は人生で最大の買い物、とよく言われるように、住宅建設には多額の資金が必要になります。
- 家を建てるにはどのくらいのお金が必要なのか?
- そしてそのお金はどのように用意すればいいのか?
夢のマイホームを建てるうえで、住宅ローンや資金計画などなど、避けては通れないお金にまつわることを2月から10回に分けて解説いたしました。
「マイホームを建てるために欠かせないお金の話」は今回で終わりになりますが、最後に「家づくりを円滑に進める3つの秘訣」をご紹介いたします。
第1章 引越しまでのスケジュールを立てることで無駄な出費を避ける
何となく家が欲しいと思い、住宅会社へ行ってみて「土地はお持ちですか」と尋ねられ「ありません」と答えたら、相手にされなかった。
「じゃあ、土地探ししてみようか」と言いながら、ぶらぶらしているうちに3年くらい経ってしまう・・・こんな話をよく聞きます。
家づくりの検討を始めるきっかけには、「社会的要因」と「個人的要因」があります。
前回の家づくり豆知識で触れたように、
「金利が低い・住宅ローンの減税制度が充実している、あるいは消費税率が上がる・好景気になって住宅関連の物価も上がる」など、家づくりを取り巻く社会環境は刻々と変わります。
【前編】住宅購入に頭金をコツコツ貯めるべきか?低金利時代の賢い選択について解説
【後編】住宅購入に頭金をコツコツ貯めるべきか?低金利時代の賢い選択について解説
こうした「社会的要因」を受けて、家づくりの検討を始める人が、最近とても増えています。
つまり、マイナス金利や住宅ローン減税の制度がある時期は、住宅取得の絶好のタイミングなのです。
「いま住んでいる賃貸マンションは手狭だし、家賃ももったいないしなぁ」と漠然と感じている人が、こうした社会環境の変化が自分の家計にもたらす恩恵に気づいたり、まわりの人たちが買い始めたりしたことをきっかけに、「これは早いほうがいい」と真剣になるケースが多いのです。
第2章 引越しの時期から逆算してスケジュールを立てる
「個人的要因」というのは、結婚や転勤、お子さんの進学や進級などのきっかけです。
「いま幼稚園の年中で、再来年の4月から小学校。転校しなくて済むよう、その時期に新居へ引っ越したい」と考える人は多いものです。
例えば再来年の春休みに入居すると引っ越し時期を決めたら、そこから逆算して家づくりのスケジュールを組み立てます。
見過ごされがちですが、引っ越しまでのスケジュールづくりは、無駄な出費を防ぐための大切なポイントでもあります。
住宅が完成して引き渡しを受ける日にちが、住宅ローンの実行日です。
そのタイミングで金利がどうなっているかも、とても重要です。
個人的なスケジュールと、金利や減税制度といった社会環境の変化を両方考え合わせ、スケジュールを割り出す必要があります。
第3章 スタートから完成まで1年は見込んでおく
引っ越し予定日から、逆算してみましょう。
建築の工期は、住宅会社によって異なりますが、だいたい2ヶ月~4ヶ月程度です。
その住宅会社が「工期は3ヶ月です」というなら、4月初旬に引っ越すには、遅くとも12月末には着工する必要があります。
「工事前の建築確認申請や設計の手続きに、1ヶ月半みてください」という話なら、 契約は11月中旬です。その前の打ち合わせに1ヶ月半~2ヶ月くらいかかるとすると、打ち合わせを始めるには土地が必要ですから、8月中に土地を決めるスケジュールになります。
土地を決めてから引っ越すまで、すべて事が順調に運んだとしても、 8ヶ月はかかる計算です。
しかも土地探しは、それより前に取りかかっておかなけれ ばなりません。
住宅会社は、「引っ越しの時期はここだから、急いでやってくれ」と急に言われても対応できません。
建材や働く人の手配が間に合わないからです。
特に注文住宅の場合は全部で1年かかるとみて、スケジュールをつくったほうがいいでしょう。
第4章 まずは資金計画を立てることから
ここでよくある行動パターンは、とりあえずハウスメーカーの住宅展示場へ行き、「高いな。自分には現実的ではないかもしれない」と悟って住宅雑誌などを購入し、 希望のエリアにどういう住宅会社があるかを調べてホームページに問い合わせてみる、というもの。
しかし賢い方は、まず予算です。
前述したように、この段階から住宅会社を何軒か回り、性能のいい家を建てている会社なのか、実績を確かめます。
住宅会社と相談し、必要な性能と好みのデザインテイストの家を建てた場合の予算を踏まえて、総額の資金計画をしっかり立てます。
無理のない予算で買えるかどうか相談に乗ってくれたり、建物の価格を丁寧に説明してくれたりするなど、親身な対応をしてくれるかどうかも見極めのポイントです。
第5章 住宅会社から適切なアドバイスを受ける
このタイミングで土地探しも始めます。
この際も、住宅会社の目で候補地を見てもらうほうが確実で安心です。
プロから見れば、その土地にどんな家が向いているか分かるし、周辺で過去にどれだけ地盤改良が行われたかなど、必要な場合は役所へ出向いて調べてもらうこともできます。
そのうちに住宅会社は、具体的なスケジュールと予算を出してくれます。
総額の予算が決まれば、土地は決めやすくなります。
例えば、
「土地代を900万円以内に収めないと高断熱・高気密の建物が建てられなくなる」と分かれば、「東京でも23区内だとこの予算で土地は買えないな。郊外のこのあたりのエリアが狙い目かな」と絞られてきます。
そうすると、そのエリアで現時点で売りに出ている900万円以内の土地が全部で〇件ある。そのうち、どの土地とどの土地だったらいい家が建つかを住宅会社の目で見てもらいます。
あとはあなたがどこを気に入るかです。
このように絞り込んでいくと決めやすいと思います。
このような住宅会社の視点がなく、予算もわからず、エリア感覚もなく、何となくこの街が好きだからというのでは、何年経っても何も進まないのは当たり前です。
現実的で適切なアドバイザーがいて、あなたが正しい家の作り方を知ることで、後悔することなく、安心して意思決定ができるのです。
※出典 『トクする家づくり損する家づくり』柿内和徳 川瀬太志[著]ダイヤモンド社 P194
第6章 まとめ
家づくりを円滑に進める3つの秘訣
- 新居への引っ越しの時期から逆算してスケジュールを立てる
- まずは資金計画(総予算)を立てる
- 住宅会社から適切なアドバイスを受ける
玄ハウジングでは、
ロングライフ時代に入った今、長く快適で安心な住まいを求めている方へ向けて、間取りや建材、エネルギー効率、環境への配慮など、必要なアドバイスを提供、弊社のこれまでの実例を通じて、理想の住まいを見つけるお手伝いをさせていただきます。
「住みたい家・夢のある家で、長く快適に楽しく生活するための第一歩」を踏み出しましょう。
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