【地球温暖化時代の住宅】省エネと断熱性能の新たな基準

みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。

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地球温暖化が進行する中、日本の住宅業界では「住宅のあり方」に新たな変革が求められています。

省エネ住宅の需要が高まる中、住宅メーカー各社は断熱性能と気密性能の向上に注力し、地球環境への配慮に取り組んでいますが、1999年から続いてきた「断熱性能等級4」の基準が、2022年に「最高等級7」へと引き上げられるなど、住宅の品質向上に向けた取り組みが進んでいます。

本記事では、地球環境の変化による生活のリスクに対応した、新たな断熱性能の基準変更と家づくりにおいて、今後さらに求められることについて解説いたします。

◆ 日本における断熱性能基準の変遷

日本の住宅業界は、IoTなどのテクノロジーの発展やコロナ禍の影響によるライフスタイルの変化を受け、「住宅のあり方」が変化している過渡期です。

中でも、「地球温暖化」の影響が進行している状況の中での、「地球環境への配慮」が挙げられます。

そのため各住宅メーカーは、「住宅の断熱性能・気密性能を向上させることで、より高性能な省エネ住宅を建てて行きましょう」というのが現在の流れですが、各住宅メーカーによって、その対応に大きな差があるのが実態です。

住宅業界をさかのぼると、1999年に当時の最高基準である「断熱性能等級4」が制定されました。
以来、2022年3月までの23年間、同じ基準が長期間維持されてきました。
そして2022年4月から「断熱性能等級5」が制定され、同じ年の10月からは、「最高等級7」に引き上げられました。

断熱等級が段階的に引き上げられたことで、断熱性能と気密性能に関して長い間進まなかった日本の家づくりが進み始めたということになります。

◆ 日本の冬の室内は世界と比べて寒い!

驚く数値かもしれませんが、日本国内における「冬の室内平均温度は約10℃」です。

この数値は、高緯度に位置するデンマークやオランダ、ロシア、イギリスなど寒さが厳しい国々よりも低い数値です。

つまり、日本は世界的にみても「家の中が圧倒的に寒い」ということなのです。

◆ 交通事故で亡くなる人よりも多い「ヒートショック」

日本では交通事故で亡くなる人よりも冬の入浴時など、急激な温度変化によって血圧が上下に大きく変動し、心臓や血管に大きな負担が掛かることで、心筋梗塞や脳梗塞・不整脈などの健康被害を引き起こす「ヒートショック」で亡くなる人の数が多い状況です。

また、冬だけでなく夏においても、「熱中症」を起こす場所として一番多いのが「家の中」です。

このようなリスクの原因は色々とありますが、住宅の断熱性や気密性が低いことが一因として挙げられます。

法改正により2025年4月から、原則すべての新築住宅や非住宅は省エネ基準への適合が義務化されます。
これにより、断熱材の厚さや窓の構造などを定めた省エネ基準に適合する必要があり、2025年以降はすべての住宅で「断熱性能等級4」「一次エネルギー消費量等級4」以上を満たす断熱性能・気密性能がさらに求められる時代になっていくでしょう。

玄ハウジングでは、

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