【図解付き】住宅断熱技術の基本ポイントを解説
みなさん、こんにちは!
玄housing広報担当の玄馬(げんば)です。
いつも「玄馬くん家づくり豆知識」をご覧いただきありがとうございます。
住宅の断熱技術は、快適な住環境を構築する上で欠かせない要素ですが、各住宅メーカーが独自の工夫を凝らしているなか、基本となる理念は共通しています。
本記事では、住宅の断熱技術の基本ポイントを図解入りで解説し、各断熱方法の特徴や長所・短所について解説していきます。
建築における重要な要素である断熱技術について、理解を深めていきましょう。
住宅の「断熱」とは、内外を仕切る素材の熱伝導率を下げて、熱の移動を防ぐことです。
熱は常に高いところから低いところへ移動する性質があるため、夏は外から住宅内に、冬は暖房器具等で発生した熱が外に移動しようとします。
断熱材などを用いてこの移動を遮断することで、夏は涼しくて、冬は暖かい状態を実現することができます。
各住宅メーカーは、断熱に関していろいろな工夫をしていますが、基本的なポイントは同じです。
ですのでポイントを押さえれば、各社の特徴を簡単に把握することができるでしょう。
断熱の基本は、「床・壁・天井」の3つになります。
◆ 床断熱について
まず、床には「床下断熱」と「基礎断熱」という2つの工法があります。
どちらも一長一短ありますが、多くの住宅メーカーは「床下断熱」を採用しています。
理由のひとつとして「シロアリ対策が行いやすい」というのがあります。
ただし、断熱効果は「基礎断熱」の方が高いです。
◆ 壁断熱について
壁の断熱は「外張り断熱」・「充填断熱」・「付加断熱(外張り+充填)」の3つの断熱工法があります。
「外張り断熱」
柱や構造用面材の外側に断熱材を入れ、家全体を断熱材で覆う工法です。
壁の断熱構成は、使用されている建材や建材の厚さなどが重要ですので、「充填断熱」と「外張り断熱」の優劣は、あまりございません。
「充填断熱」
柱と柱の間に断熱材を敷き詰める工法です。
ほとんどの住宅メーカーがこの充填断熱を採用しています。
「付加断熱」(外張り+充填)
「充填断熱」と「外張り断熱」のハイブリッド版です。
「断熱性能」に関しては、「付加断熱」が最も効果的です。
◆ 天井断熱について
天井は「屋根断熱」と「天井断熱」の2つのタイプがあります。
一般的に多くの住宅メーカーが「天井断熱」を採用していますが、家の間取りによってどちらの断熱を行うかは変わってきます。
まとめ
- 断熱の基本は「床・壁・天井」の3つ。
- 床は「床下断熱」と「基礎断熱」という2つの工法がある。断熱効果は「基礎断熱」の方が高い。
- 壁については「外張り断熱」・「充填断熱」・「付加断熱(外張り+充填)」の3つ。断熱性能は「付加断熱」が最も高い。
- 天井は「屋根断熱」と「天井断熱」の2タイプがある。家のレイアウトや間取りによって、どちらの断熱を行うかは変わってくる。
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